FileMaker Proでの主な開発実績


SALC(Self-Access Learning Center)とは自主学習のための施設です。多くは語学教育を重視している大学に設置されています。
一般に大学図書館は膨大な数の書籍を網羅的に集めます。それに対しSALCは専門分野に特化した自習用の教材(図書・CD・DVD・海外の雑誌等)を集め、それを基に様々な活動を自主的に企画運営するという特色があります。
操作が容易で保守性の高いFileMakerのプラットホームで、そのような施設にあったツールはないか、ということで開発したのがSALC図書管理システムです。


宿泊スケジュールを作成し,管理するためのシステムですが、最終的に人間の判断が必用となることから、FileMaker Proによっても視覚的に管理が行えるようにバーチャートによる表示を取り入れ、人間とコンピューターとの連携による半自動化システムとして構築しました。
このシステムによって、頻繁に生じる計画変更に迅速に対応できるようになり、年間を通じての空室を減少させることができます。また、宿泊利用者の待遇を公平に取り扱えるようになります。


開発途上国に対する援助活動の現場での現状、援助の投入・活動・成果に関する情報を整備し、限られた援助資源の有効活用を支援するためのシステムです。
ランタイム版のシステムを関連するサイト(約20個所)に配り、年に1〜2回、その入力データを収集し解析、外部提供します。
その際には,集計機能を存分に活用し、統計的な処理により援助活動の定量的な評価を行っています。
また、その他の援助関連情報についてもリレーショナル機能を活用し、体系的に収集、管理しています。


中・小規模の図書室・図書館向けシステムで、蔵書管理,貸出管理等の基本的な図書室管理業務をサポートしています。
従来の図書室用システムの運用は、標準分類に基づいた大部の目録規則に即したものであり、専任の司書を必要としていましたが、本システムはFileMaker Proの特徴を活かして、直感的な利用ができるよう、それぞれの図書館の得意分野に対応した独自の分類設定による管理が行えます。
また、Web公開システムもあわせて整備してありますので、より広く情報を公開することができます。

会員からの寄付金によって活動しているNPO法人が、増大する会員数に対応して業務を効率化するために、組織内のコンピューター・ネットワーク化の一環として、FileMaker Proを利用した会員・会費管理システムを開発しました。
会員から受け付ける会費の処理パターンは多種多用であるため、すべてを自動化するのではなく、人間の手による処理も織り込み、コンピューターによる大量処理の迅速化と、人手による質の高い業務を融合させるようにしました。

電話受付センターにおける電話の応対記録、商品案内発送、受注受付・配送手配、入金管理などの一連の業務をファイルメーカーPro 4.0で構築しましたが、現在はFileMaker Pro 14で運用しています。
この仕組みによって、日常の業務だけでなく、顧客データベースを基本とした各種のマーケティング分析が行えるようになりました。
データ容量は1GBを超える大規模なデータベースですが、FileMakerの機能を駆使して、さまざまな要求に応えられるシステムとなっています。

全国会議、国際会議など各種団体による大規模なイベントや大会の受付業務を支援するためのシステムです。
システムの基本構成は大会情報の管理、大会参加者の管理,宿泊施設管理です。
具体的には参加申込書の発送と受け付け、ホテルの予約とその確認書・請求書の発送、そして入金確認や宿泊名簿の作成を行います。
システムの開発にあたっては、当該業務改善のためのコンサルティングを伴い、インターネットを通じた参加申し込みの受付可能性の検討など、将来的な仕組みづくりをあわせて行いました。

国別の安全管理(危険度)情報を、FileMaker Serverを用い、各人のPCから利用するシステムです。
具体的には、初期画面で世界地図を表示し、そこから国・地域、情報種別、および情報作成日で検索します。
それを一覧、あるいは詳細(画像も含む)に表示します。

派遣社員を対象に月単位での勤務実績を把握すること、および各種の届け出がシステムから出力できることを主眼に構築したシステムです。
各社員は、勤務情報を月別にまとめ、その部署の上長が管理するフォルダーにコピーします。
上長はコピーされたファイル名の社員コードをキーとして、それらを一つのファイルにまとめ(この処理は Basic で作成しました)、各種の管理帳票を出力します。

銀行系のホストコンピューターで管理している社員の給与データをダウンロードし、FileMaker Proで再利用することを目的としたシステムです。
ホストコンピューターから出力される帳票は、社員別の給与明細、およびその月別の合計金額です。しかしながら、稼動しているプロジェクトにおける原価計算、あるいは四半期ごとの推移といった、今後の予算策定に必要な帳票は、そこからは出力されません。
そこで、さまざまな局面で管理者が必要となるであろう帳票類をFileMaker Proから出力しています。

ネットワーク上の複数の PC とフォルダーに分散している PDF ファイルをその内容別に管理することを目的としたプログラムです。
PDF ファイルは、作成者各人の管理する PC に保存されています。
それをファイルの内容(意味)ごとの階層構造を持ったグループに分け、それをツリー構造に近いかたちのデータベースとして維持管理します。
データベースには、各ファイルの所在情報も保持しており、ユーザーはキーワードを入力することで、必要な PDF ファイルを検索し、その内容を表示します。

発電所でケーブル火災が発生したときの影響をシミュレーションし評価するプログラムです。
以下の表をデータベースとして持ち、それぞれの因果関係に基づき、火災が発生した際の危険度と安全管理への影響を計算します。
・ケーブルとそれに接続されている機器
・ケーブルトレーとそれに格納されるケーブル
・所定の事故によって損傷するケーブルトレー
・機器が稼動しなくなったときの機器系統全体に及ぼす影響の評価表

総務関係、研修関係など複数の部門で重複管理していた関係者、団体のデータを一元管理すし作業の効率化を図ります。
また、そこに各種資料の発送記録、イベントなどへの参加記録といった日常的な事業とのかかわりを入力することにより、今後の活動計画作成の支援も行います。
これらの関係者、団体を、FileMaker Serverで管理し、各職員のPCから利用するシステムです。

これまで、はがき、あるいは電話で受け付けていた図書の販売業務をオンライン化しました。
既存の出版図書のデータベースに在庫管理機能と日報・月報作成機能を追加し、カスタムWeb公開によるオンライン受付機能を作成し、利用者はWebブラウザからアクセスする仕組みです。

研究計画に関する立案、研究計画に係る事前評価および中間評価、研究成果に係る事後評価、および研究成果物の状況、また共同研究や研究計画を立案しない受託研究の状況、結果管理、業務報告、研究者個人の活動状況等これまで個々に独立して行われていた報告に関する手続きおよび情報管理を一つのデータベースとして統括し、イントラネットで共有できるようにしました。

インターネットを通じて、世界地図から、地域、国、索引一覧、索引図、個別の場所の順に、参照したい箇所を絞り込み、目的とする地図の検索ができるようにしました。イントラネットからは貸出の申し込みを受け付けることができます。
クリッカブルマップで索引図を作成し、FileMakerと連動して、視覚的な検索が行えます。

広く一般から公募するプロジェクト案件を、申請、受付から管理し、審査、採択までと、その後の契約から実施、終了までの一連の流れを管理します。
プロジェクトの形態は複数あり、それぞれによって必要な書類や、審査方式、事業実施方法などの業務フローが異なりますが、それぞれに柔軟に対応できるようにシステムを整備してあります。

過去の試験問題をPDFファイル化してサーバーに収納し、FileMaker ProでPDFファイル名、収納場所およびテキスト化した試験問題を管理することによって、試験問題の検索結果から該当のPDFファイルを表示するシステムです。
FileMaker ServerのカスタムWeb公開機能によって、イントラネットで関係者が利用できるようになっています。

プラグインソフトとしてxmCHART 3 を利用し、試験の正答率等の統計情報のグラフを FileMaker Pro上で作成・表示するシステムです。当該試験問題のPDFファイルも表示できます。
FileMaker ServerのWeb公開機能によって、イントラネットで関係者が利用できるようになっています。